中学校社会科教師Pikaryaの記録

中学校社会科教師4年目。「自由と自治」がモットー。学びのポートフォリオとしてのブログ。ホームページはこちら。https://www2.hp-ez.com/hp/bunburyodo/page1

未来の先生展2018 ①PMI

未来の先生展2018。絶対に参加しなければと思い、部活の生徒には申し訳ないな、と思いつつ、2日間参加。

 

www.mirai-sensei.org

 

今週は、外に出まくった日々でした。

 

イデアを実現できる力をつける「プロジェクトマネジメント教育」のすすめ! by 一般社団法人PMI日本支部

 

自分の興味関心は、PMI(project Management Institute)と、PBL(Prpject Based Learning)やPA(Project Adventure)との違いは何なのか、肌で体感してくるということでした。

 

そして、明確な違いが分かりました。

 

PMI(project Management Institute)とは、プロジェクトそのものの進め方を学ばせるための理論であり実践。

 

従って、プロジェクトの定義が明確です。

 

 ①目的や成果が明確になっている(独自性)  
 ②始まりと終わりがある(有期性)  
 ③使える資源(人、物、お金)や時間(期間)に制約がある(資源制約性)  
 ④最初は詳細なことが決まっていないがだんだん具体的になってくる(段階的詳細化)

 

この4つが含まれていればプロジェクトであると、定義しています。

 

 

そしてプロジェクトによって

 

「実現したいアイデアを、決められた時間の中で、みんなと協力しあって、満足するものを、実現できる」

 

ということを目標にした理念であり実践がプロジェクトマネジメント。

 

つまり、PMIは

「プロジェクトそのものをうまく実践していくスキル」

の育成を目的にしている。

 

そのプロジェクトを実施することで、この知識を学び取らせよう!とか、クラス内の人間関係が良くしよう!とかは二の次。

 

体験講座として

紙コップ5個・竹串20本・シール5枚をつかって、50cm以上のタワーを作る!

というプロジェクトを体験しました。

 

その時に示されたことは、以下の5つ(短く意訳しました)

 

スコープ   最低でも50cmのタワーを作る。ただし、タワーの頂点はコップ。

タイムコスト 10分以内。余った時間につき加点。

品質     タワーは完成報告から5分間、自立しなければならない。

リスク    時間や材料を使い切るのは危険。

コスト    使わなかった材料の数で加点。

 

まさに

 ①目的や成果が明確になっている(独自性)  
 ②始まりと終わりがある(有期性)  
 ③使える資源(人、物、お金)や時間(期間)に制約がある(資源制約性)  

が明確になっていて、やりながら 

 ④最初は詳細なことが決まっていないがだんだん具体的になってくる(段階的詳細化)

を経験していくプロセスになっている。

 

 

プロジェクトそのものをうまく実践していくスキルにこだわっているということが明確になっているなぁ、と思います。

 

コンテンツの提示の仕方や段取りの組み方など、現場の先生も含め、話し合っていけば、もっと良いものが作れるだろうなぁ、と感じたし、1時間ぽっきりではなく、何十時間にもわたるプロジェクトマネジメントの実践を開発できたら魅力的だなぁ、と思いました。

 

社会科で言えば、特に公民的分野で実施できそう!

 

続いて、PBL(Prpject Based Learning)やPA(Project Adventure)の違い。この2つは、どちらかというと、教育界の問題から発案された実践なんですね。

 

PBLについては、カリキュラムを組む時に、学ばせたいことを明確にすることを大切にする。すなわち、プロジェクトのそのものをうまく実践するスキルを習得させることは、目的の一つであっても第一義ではない。

 

習得させたい知識や見方・考え方、スキルを主体的に学び取らせていくプロセスとして、学びをプロジェクト化する実践であるとも言える。

 

でも、それは擬似プロジェクトではなくて、本物のプロジェクトとして構想されているから、陳腐なものでは全然ないと思うけど。

 

PAに関しては、プロジェクトって部分にそんなにこだわっていない気がするなぁ。それよりも、安心感の熟成や子どもたちの関係性の構築、チャレンジする気持ちの育成などなど、チャレンジすることによる教育効果を狙った取り組みであると思う。

 

それに対して、PMIの方は

 

「教育関係のプロジェクトを名乗る団体は、プロジェクトが何だか定義できていない。プロジェクトって何か聞いてみてください」

 

とおっしゃっていたけど、ちょっと攻撃的すぎるなぁ、と思っていて。

 

そもそも出発点が全く異なるのだから、PBLやPAの実践を、PMIが持っているプロジェクトという明確な定義で読み変えていけば、とても強固なコンテンツになっていくなぁ、と自分は思ったんですよね。協力できないのかなぁ。

 

 

最初の講座から、生かせると思ったものと出会えて、かつ考えさせられた時間でした。