中学校社会科教師Pikaryaの記録

中学校社会科教師4年目。「自由と自治」がモットー。学びのポートフォリオとしてのブログ。ホームページはこちら。https://www2.hp-ez.com/hp/bunburyodo/page1

社会科教師の前衛的な実践に勇気づけられた!【やっちゃえ先生のブログから】

やっちゃえ先生という高校の社会科の先生が書いているブログがあります。

www.yacchaesensei.com

 

自分はその読者なのですが、今朝、そのブログの過去記事を読み進めていたら、「すげぇ!俺のやりたいこと、やってる!」と感動。

 

ということで、紹介したいという気持ちと、自分が実践するときにいつでも引き出せるようデータベース化しておきたいという思いからブログで紹介します。

 

一つ目 質問づくり×学びの技で行う探究学習

www.yacchaesensei.com

 

この記事では、「質問づくり」と「学びの技」という二つの学びが組み合わさった探究学習が紹介されています。自分も「質問づくり」に関しては以前実践していみました。

 

inotatsu0621.hatenablog.com

inotatsu0621.hatenablog.com

 

ただ、「学びの技」は知らなかった。そして、記事を読んだら、非常に有用そうです。

 

記事中から

 

・質問を探究可能な「論題」に変える

・論題に対する意見(仮説)を作る

・仮説をサポートする根拠をリサーチで探す

・最終アウトプットの前にポスターセッションを行う

ある生徒たちは、「うまい棒」×経済 というテーマで、楽しそうに取り組んでいます。「恋愛×経済」もとっても面白いです。笑

 

なんて書いてあって、とても魅力的。主体的に論題をたて、対話的に解決への道筋を作り、深く探究する。まさに、アクティブ・ラーニング。こういう学びの過程、作っていかなきゃならないと思っていました!

 

中学社会では何ができるか。模索していかないとなぁ。この記事を読んだだけで、早起きしてよかった。

 

二つ目 主権者教育

 

www.yacchaesensei.com

 

この実践も面白いなぁ。政党支援団体や支持基盤を最初に確認するというカリキュラムは見事だなぁ、と思う。自分の身近にいる大人の支持基盤が明らかにされることで、政治が一気に泥臭い身近なものになる。

 

次の政策に関する討論については、流れがよく分からなかった。ここは実際に確認させて頂ければ嬉しいです。政党名を伏せて政策をリサーチするってどうするのか?党首としての役割をつけた討論とあなた個人の本音を出し合う討論を分けるというのは具体的にどんなものなのか?

 

特に、党首としての役割をつけた討論とあなた個人の本音を出し合う討論を分けるは面白い発想だなぁ。政治家だって一人の人間。政党支援団体や支持基盤など、いろいろなしがらみの中で政治を行っている。グッと政治家という人間が近くなる。

 

それに加えて放課後投票というのも面白い。「授業内で投票率が100%なんて茶番」と書いてあって、言われてみればその通りかもなぁって(笑)

 

自分は疑いなく授業内で模擬投票を実施していたけれど、根本から問い直させられたなぁ。新たな視点でした。

 

自分も中学公民で国政と地方自治の2回で模擬投票を実践しています。国政は、政党のマニフェストを使用して。地方自治は、市長選に立候補という模擬的な学習から。

 

ただ、そこに政党支援団体や支持基盤の視点だったり、政治家としての主張と個人の本音としての主張の葛藤という視点であったり、放課後投票による投票率の推移の視点はなかった。新たな視点を来年度入れることができるかもしれないなぁ、と思いました。

 

まだまだやっちゃえ先生の記事の内容は続くのだけれど、主権者教育については一旦ここまで。

 

三つ目 倫理の授業でのプレゼン

www.yacchaesensei.com

 

「倫理的な問い」について、50分間の質疑を含めたプレゼンを生徒が行うという授業。これって、メチャメチャ本質的だなぁって。

 

まず何が本質的かっていったら、人物先行ではない。倫理的な課題が先行しているというところ。古代から哲学者だってそうですよね。プラトンデカルトやカントを学ぶための哲学ではない。「正義とは何か」「存在とは何か」「愛とは何か」「目指すべき社会とはどのような社会か」などなど。それぞれの切実な課題意識から、徹底的な思索を行い、哲学的原理を作り上げてきた。そういった思索を、プレゼンと討論の中で追体験させていく授業なのかなぁって。

 

これって、今自分が読み進めている「こども哲学」だなぁと。まぁ、高校生なんて、もう大人だけれども。

「こども哲学」で対話力と思考力を育てる (河出ブックス)

「こども哲学」で対話力と思考力を育てる (河出ブックス)

 

 

やっちゃえ先生は課題を与えたのだろうか。もっと具体的な課題なのかなぁ。生徒主体で行う倫理。自分が高校生だったら、楽しみで仕方ない授業になるのだろうなぁって思う。

 

中学でも、道徳を中心に、実践可能ですよね。来年度は、実践していきたい。

 

四つ目 知識定着のための実践

www.yacchaesensei.com

 

知識定着のための実践もとっても面白い。自分は中々そういった時間を取らないタイプなのだけれども、これならやってみたいなぁって思う。

 

単元で25個の用語を用意。その用語を答えさせる問題を生徒が作り、問題を出し合う。それをビンゴと連動していくという授業。

 

用語に対する問題を生徒が作るという部分が本当に秀逸。用語についての内容を調べなければ問題は作成できない。それに加え、最もその用語を説明するために大切な知識は何かという取捨選択が生徒の個人的な学びの中で行われる。その取捨選択を適切なものに近づけるために、自然に協同的な学びが始まる。うーん、魅力的や。

 

しかも、そこでの知識定着を生かして、次は活用型・探究型の学習を構想できる。なんて魅力的なのだろうか。

 

この発想はもしかしたら、自分の授業構想が根本から変わると思うのです。自分が実践するとしたらどう単元や年間の計画に組み込むか、考えてみたくなります。ワクワクしますね。

 

何よりも、この実践を行うと、探究学習の時間が大幅に取れるのではなかろうか、という夢想ができる。その点、質問してみたいです。

 

「こんな授業をしてみたい!」と思っていた授業を前衛的に実践されていました。社会科の良い実践を読むと、とってもワクワクしてきます。やっちゃえ先生、勝手に紹介してしまって失礼しました。

 

来年度の授業構想に新たな発想がたくさん連なってきそうです。